うつ病などの病気療養期間があったことをどう伝えるか

うつ病など、メンタル疾患で病気療養をすることは誰でも起こりうることだと思います。産業医をしていますと、ストレス耐性には自信があったという方がメンタル疾患になることを目の当たりにしているため、その認識を新たにしました。

ただ、採用面接の場ということになりますと、「本当に働けるの?」「再休職する可能性はないの?」という厳しい目を向けられることになるのは避けられないと思われます。では、そのような疑問に対して、どのように答えるべきでしょうか?

まず一つ目としては、「転職することについて、主治医の許可を得ている」ということは伝えておくべきことだと思います。ご自身が医師ということになりますと、「そんなものは自己判断できる」と思われるかもしれませんが、それでは面接担当者は納得しません。

そこにはやはり客観的な裏付けが必要であり、「主治医と相談し、転職活動を行う許可を得ました。また、転職して働くことについても問題なく、どのような範囲での勤務であれば可能かについても相談しました」といったことを伝えるとよろしいかと思います。

次に、「病気療養からの快復過程を説明する」ということもすべきかなと思います。前職で復職をしているケースであれば、「前職で復職してからは、日中のみの勤務から始めて最近では当直もこなせるようになりました」といった説明をすることもいいと思います。

復職をせずに退職・転職という場合でしたら、「生活リズムも改善し、散歩から始めて最近はスポーツジムで体力づくりを行っております。勤務を開始することは可能であると考えています」などといった説明もできるかなと思います。

最後に、「休職に至った反省点と改善点」についても触れるといいと思います。「以前は、医師でありながら、お恥ずかしながら無理をして働くことを優先させてしまいました。心身の不調のサインを今後が見逃さないようにし、そのような時は上席に迷わず相談させていただきます」といったことを付け加えておくこともよろしいでしょう。

「病気療養を隠してもいいのでは?」という方もおられるかもしれませんが、そのことが後で発覚すると、解雇事由に該当すると判断されかねないので、それはやめた方がいいと思います。やはり、再発のリスクがゼロではない以上、正直に説明しておく方が無難だと思います。

以上です。まとめますと、

・転職することについて、主治医の許可を得ていると説明する。

・病気療養からの快復過程を説明する。

・休職に至った反省点と改善点について説明する。

ということを踏まえておくとよろしいと思われます。

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