採用面接においては、社会人としてのマナーもまたきちんと守れているか見られています。厳しい就活を経験している会社員の方ですと、自然と身についていることもあるかもしれませんが、医師となるとあまりそのような経験もないので、「マナーがなっていない」と思われてしまう行動をする可能性もあります。
今回は、社会人として「最低限これだけは」守っておきたい採用面接のマナーについて書いてみたいと思いますので、ご参考にしていただけますと幸いです。なお、あわせて「「え?そんなことが…」という採用面接で起こりうる予想外なトラブル」もご参考にしていただき、安心して面接に臨めるようにしていただけますと幸いです。
病院内に入る前にしておくべきこと
病院内に入る前に、まずはしっかりと準備ができているか以下のようなことをチェックしましょう。
・スマホの電源をオフもしくはマナーモードに。
・冬場でコートを着ていたなら、脱いでから入る。
・髪は乱れていないか、顔も手鏡などでチェック。
・スーツや靴に汚れはないか確認する。
目やにはついていないか、マスクで気づきにくい鼻毛は出ていないか、スーツの肩にフケはついていないかなどもしっかりチェックしてから入るようにしましょう。
なお、「喫煙者は気をつけてもらいたい採用面接でのニオイマナー」でも書きましたが、採用面接者が非喫煙者の場合は、タバコのニオイに敏感な可能性があります。しっかりとニオイ対策をしておきましょう。
入室まで
面接までに担当者とのやりとりがあると思われますので、その指示に従います。もちろん時間厳守ですが、あまりに早すぎるのも先方の都合があるでしょうから、10分前程度を目安に声をかけます。
なお、受付や誘導係がいる場合、しっかりと挨拶をするなど、対応も失礼のないようにしましょう。というのも、その時の印象が採用担当者に伝わる可能性もあります。
応接室などに通されて待機するようなところが多いですが、もしドアがしまっていてそこに入るよう促されたら、「ノックを3回」して入るようにします。ビジネスや採用面接の場などでは「ノック3回」が基本となっていますので、それに習うようにしましょう。
面接本番でのマナー
座って面接を待っていたとしても、面接の担当者が来たら、しっかりと立って挨拶をしましょう。お辞儀の角度は、45°程度とされており、深すぎても変な印象を抱かれてしまうと思いますので、ご注意ください。
着席に関しては、「どうぞおかけください」と促されてから座るようにしましょう。男性の場合、あまり大股開きに座るのも失礼な印象を抱かれてしまうため、肩幅程度に開くようにしましょう。
そこからは面接担当者とのやりとりを行うことになります。にこやかな表情を心がけ、複数人いると思いますので、基本は「質問をした人」を見るようにしましょう。なお、質問については「面接担当の事務方と管理職医師、どちらの質問に気をつけるべきか?」ということにもお気をつけください。
回答に関しては、まずは「本日は、お忙しい中お時間を頂戴しまして誠にありがとうございます」と一言述べてから答えるようにしましょう。
面接終了
面接が終了しましたら、「本日はありがとうございました」と言います。そこで退席して帰宅することもありますが、その場合は「失礼いたします」とお辞儀をして退出します。
場合によっては、そこから院内の見学を行うこともあります。気を抜かず、案内係の方にも失礼がないよう、にこやかに対応するように心がけましょう。
以上です。
不慣れな上に、緊張もしているということになりますと、やはり思わぬ失敗をして礼節を欠くことをしてしまう可能性もあると思います。そんな時に、エムスリーキャリアや、リクルートドクターズキャリア
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