私も喫煙者ではないので、タバコのニオイには敏感です。喫煙してきた人が外来に来ると、「うわ、吸ってきたな」とどうしても思ってしまいます。
紙巻たばこを吸ってきたばかりですと、マスクをしていてもニオイはしますし、服にもたっぷり煙をまとっていて、はっきりと分かります。患者さんが帰られても、しばらくは外来に漂うニオイを感じます。
何が言いたいかと言いますと、「ちょっと一服」してから採用面接に臨んだりしますと、面接担当者が吸わない人ですと、「うっ、タバコクサイ…」と思うかもしれないということです。

「医師は禁煙を勧める立場でしょ?」と思ってらっしゃる方も多いですし、タバコ臭いのは採用面接でマイナスな印象を抱かれてしまいます。
いくら、「「最低限これだけは」守っておきたい採用面接のマナー」のように、マナーをしっかり守っていたとしても、「タバコくさいなぁ…」と思われていては元も子もないわけです。
昨今、院内は元より、敷地内禁煙のところは多いです。「喫煙所がない」というような場合、「病院を離れて吸う」「自分の車の中で吸う」というようなことをせざるを得ないため、それをよしとしない可能性があります。
そこで、採用面接前では
・少なくとも面接の15分以内には吸わないようにする。
・吸った後は、歯磨きやマウスウォッシュ、マウススプレーなどの口臭ケアを万全に行っておく(マスクしてても臭うことはあります)。
・スーツにもニオイはつくので、消臭スプレーなどをしっかりと使用しておく。
ということは心がけておきたいところですね。
ちなみに、愛煙家のドクターですと、「敷地内にタバコを吸う場所はありますか?」と転職エージェントに相談をする方もおられるそうです。もし同様に「喫煙者にもやさしい病院をお探しということでしたら、エムスリーキャリアや、リクルートドクターズキャリア
の転職エージェントに相談しましょう。
当然、たとえ喫煙所がある病院であっても、面接担当者が喫煙者であるとは限らないので、面接前にはニオイ対策はしっかりしましょうね。